代表挨拶
代表挨拶大溝 貫之
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 鉄道を趣味の対象として愛する人は多く、その人の数だけ楽しみ方が存在していると思って良いでしょう。
 趣味は、本質的に個人的嗜好に左右される自由なものですが、鉄道が、世の中の人や物を運び、場所から場所への移動が早く楽に、安全に、正確になる手助けをしてくれた社会的な役割を果たしてくれたことを思いやると、今度は、鉄道と社会の関係を考えることで世の中をもう一度見直す企てを考える趣味があっても面白いと考えました。
 皆さん、新鮮な眼で見直してみませんか?世の中がもっと面白く生き生きとなる試みを、鉄道を通して考える新しい趣味を一緒に始めてみませんか。

 全国高校生地方鉄道交流会の開催形態は、企画案部門と写真部門の二つの部門に分かれており、各々別々に表彰します。

 企画案作成にあたり生徒諸君は、
(1)焦点を当てた鉄道と鉄道沿線に注目し、収支報告書、乗降客集、補助金額などの資料にあたるなどの事前学習で、問題点を見つけ出し、学校の部活動の時間などを利用して、改革案を仲間と協力して企画・立案します。
(2)現地を訪問し、まず、日頃、鉄道を利用している地元高校生や利用客の方々、鉄道事業者の皆さんとの交流会に臨み、情報交換と意見交換を行います。
(3)翌日、沿線各地の写真撮影を行います。沿線を移動することでその土地の方々とも触れ合い、予期せぬ出会もある貴重な時間を共有できます。この日撮影した写真のうち各自1枚のみを写真部門に提出することができます。写真部門は、企画部門とは別に、写真家の方々に審査をお願いし、厳正に審査し表彰しています。写真の著作権は交流会に帰属しており、地元観光協会や鉄道会社などで2次使用され、ポストカードやポスターなどに利用されています。
(4)地元高校生や地元の方々との交流での新たな気づきなどをスパイスに、用意した発表原稿にさらに磨きをかけ、公民館や市民ホールでのプレゼンテーションに臨みます。思いつきを披露するのではなく、決められた時間内に、エビデンスに基づいたしっかりした、持続可能な企画案であるかどうかを大切に、公共団体、鉄道会社、教育関係者の方々に審査をお願いし、公明正大に表彰しています。

 発表はメディアに公開され、報道されることで耳目を集め、地元の活性化に寄与しております。交流会の副賞として、優秀校の生徒さんがデザインしたヘッドマークを列車に装着して頂いたり、装着期間に、写真撮影などで、再び人々が集まるなどの2次効果が生まれています。

 何より大事にしてもらいたいことは、正しく評価することです。
 英語には、evaluation(エバリュエーション)とassessment(アセスメント)という2種類の評価を現す単語があります。前者は、value(バリュー) つまり利益があるかどうかで判断するのに対し、assessment(アセスメント)は、ラテン語源の言葉で「隣に座る」と意味を持っています。
 人をおもんばかり、寄り添い相手を評価するという意味です。
 企画案を考える場合に、どちらも、大切に扱ってほしいものですが、もちろん優先してもらいたい言葉はassessment(アセスメント)の方です。

 知恵を出し合って考えたアイディアの一つ一つを尊重あい、仲間ともっと良いものにしようと奮闘する時間を共有すれば、皆さんは変えることができるし、変わることもできると信じています。

   代表理事 大溝 貫之

〒162-8670 東京都新宿区原町3-87 成城高等学校内 〈事務局〉〒105-0013 東京都港区浜松町1-16-2 鈴丈ビル3F

info@chitetsukoryu.org  TEL.03-5422-1146 FAX.03-5422-1145

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